南の光と家族の気配を包み込む、やわらかな表情のLDK
南に面した20帖のLDKは、大きな窓から一日を通して暖かくやさしい光が差し込む、明るく心地よい空間です。壁には漆喰を採用し、時間帯や光の角度によって凹凸が陰影を生み、空間に豊かな表情をもたらします。自然素材ならではのやわらかな質感が、日常のひとときを穏やかに包み込みます。
キッチンは、家族の様子を見渡せる対面式を採用。キッチン側とダイニング・リビング側の両方向から出入りできる"アイランド風"とすることで、配膳や片付けの動線もスムーズです。腰壁のダイニング側には棚を設け、よく使う小物を収納したり、お気に入りを飾ったりと、暮らしに寄り添う使い方が可能。光・素材・動線のバランスに配慮した、家族が自然と集まるLDKです。
家事の流れを整える、ゆとりのあるパントリー
食品のストックが多いというご要望を受け、パントリーは2.5帖とゆとりのある広さを確保しました。あらかじめ固定棚を設けることで、棚を後から用意する必要がなく、空間を無駄なく使いながら食品や日用品をしっかり収納できます。
また動線にも配慮し、キッチンに隣接させることで調理中でもすぐに食材を取り出せる配置に。さらに玄関からも近く、買い物後の荷物をそのまま収納できる使い勝手のよさも魅力です。キッチン側はあえて扉を設けず、両手がふさがっていてもスムーズに出入りできる設計に。一方で玄関側には扉を設け、来客時には生活感を抑えながら、たっぷりのストックを収められるパントリーです。
LDKとつながりくつろぎの時間を過ごせる和室
LDKの隣には、4.5畳の和室を設けました。床の間には季節のお花や掛け軸を飾ることができ、日常の中でささやかな季節感を楽しめます。LDK側の建具を開放すれば空間がひと続きになり、より広がりを感じられる間取りに。やわらかな日差しが差し込む和室は、畳の上でごろんと横になったり、ゆったりと過ごしたりと、心と体を休める癒しの場所になります。
玄関ホールからも出入りできる動線とすることで、来客時には客間としても使いやすい設えに。和室の奥には5帖の洋室を配置し、お仕事ができる空間としての利用を想定しています。小窓から見える空や景色に癒されながらお仕事がはかどります。
1階で生活が完結する安心感を備えた主寝室
将来の暮らしを見据え、主寝室は1階に配置しました。8畳の畳敷きとすることで、足触りがやさしく、一日の疲れをゆったりと癒せる落ち着いた空間に。階段の上り下りが不要な1階寝室は、年齢を重ねても無理なく使い続けられる点が大きな魅力です。
寝室には4帖のウォークインクローゼットを併設し、衣類や季節物もすっきりと収納可能。さらに主寝室は水回りと近い位置にあるため、就寝前や起床後の身支度動線が短く、日々の生活にゆとりが生まれます。今の快適さと将来の安心を両立した、暮らしに寄り添う主寝室です。
家族や来客がゆったり過ごせる二階の和室
2階には、家族や友人が泊まりに来た際にも使いやすい12畳の和室を設けました。主寝室を1階に配置することで、日常生活は1階で完結する「ほぼ平屋」の間取りを実現し、2階は必要なときにゆったりと使える空間としています。
和室のほかに、2階にはトイレと手洗いコーナーを設けており、滞在中も気兼ねなく自由に過ごせるのが特徴です。さらに5帖の納戸を備え、シーズンオフの衣類や布団をしっかり収納可能。来客時はもちろん、家族構成や暮らしの変化にも柔軟に対応できる、余裕のある二階和室です。
将来の暮らしに備えた安心のバリアフリー設計
老後の暮らしを見据え、住まい全体にバリアフリーの考え方を取り入れました。将来的に車いすでの生活が必要になった場合でも、安全にゆとりをもって移動できるよう、廊下幅は広めに確保。車いすでの転回もスムーズに行える、余裕のある動線計画としています。
1階の建具は引き戸を多く採用し、車いすに乗ったままでも開閉しやすい設計に。1階トイレも車いすでの利用を想定した広さを確保しています。また安全に移動ができるよう、廊下やトイレには手すりを設置。今の家族構成だけでなく、これから先の暮らしまで安心して過ごせる住まいとなっています。
やわらかな色合いと木目が調和する外観
クリームベージュのガルバリウム外壁が、住まい全体にやさしく落ち着いた印象をもたらします。軒裏や玄関ドアには木目デザインを取り入れ、外観のやわらかさを引き締めつつ、温かみのあるデザインに。素材の組み合わせにより、シンプルでありながらも上品な佇まいに仕上げました。
また水災への備えとして高基礎を採用し、安全性にも配慮しています。基礎を上げた分、玄関までのアプローチはスロープと階段を併用し、体への負担を抑えた動線に。さらにアプローチには手すりを設け、日々の上り下りをやさしくサポートします。デザイン性と安心感の両立を図った外観です。










