素材のこと

自然素材を使った注文住宅とは?自然素材を生かしたお家作りのメリット・デメリットや特徴をご紹介

「自然素材を使用した注文住宅が気になる…」
「自然素材を使った注文住宅の特徴が知りたい!」

このようなことをお考えの方は多いのではないでしょうか?
本記事では以下についてまとめています。

自然素材を使った注文住宅について

自然素材を使った注文住宅とは?
自然素材を使用した注文住宅の実例
自然素材を使用した注文住宅のメリット・デメリット


この記事を読めば自然素材を使用した注文住宅の特徴が分かり、メリットやデメリットについても知ることができますよ!

自然素材を使った注文住宅とは?

自然素材を使った注文住宅とはどのようなお家なのでしょうか?
自然素材を使用した住宅とは、無垢材や珪藻土、漆喰などの自然素材を使用して作られたお家のことを指します。床や壁に化学物質が発生しないような素材を使用するため、安心して暮らすことができます。

自然素材を使った注文住宅の実例を紹介!

自然素材を使用した注文住宅にはどのようなものがあるのでしょうか?
ここでは、自然素材を使った注文住宅の実例を3つご紹介します。

実例①平屋 3.5mの高天井のリビングとスキップフロアがつながる家

最初に紹介するのは、3.5mの高天井で広々とした室内が特徴的なお家です。床には無垢材を使用しており、温かみのある空間を演出しています。

さらに、木目が特徴のキッチンスペースも魅力的です。
キッチンの床には抗菌作用や耐久性に優れている天然素材「リノリウム」を使用しています。

リノリウムとは?

亜麻仁油やジュートなどの植物繊維、木粉、コルク粉などから製造される素材です。
天然由来のウイルスに対する抗ウイルス性、抗菌性、脱臭効果があり、医療機関や教育施設の床材として使用されることが多いです。

実例➁木の素材感とタイルをアクセントにした大人カッコいい家

次に紹介するのは、お家のさまざまな場所に木の素材感が生かされた大人カッコいいお家です。シンプルなデザインと落ち着いた色合いが特徴的で、オシャレな雰囲気を演出しています。

漆喰の塗り壁がナチュラルな雰囲気のお部屋です。木目がくっきりとしたナラの無垢床もとっても魅力的ですね。窓から入る優しい光がお部屋全体を包み込みます。

実例③モールテックスの造作ダイニングテーブルのある家

最後に紹介するのは、吹き抜けがある広々としたリビングが魅力的なお家です。大きな窓から太陽の光がたっぷりと入り、いつでも明るいお部屋が楽しめます。無垢床の色合いが空間に表情を持たせていますね。

漆喰の塗り壁が自然素材ならではの温かい雰囲気を演出しています。素材そのものの風合いを楽しみたい方にピッタリのお家です。

自然素材を使用した注文住宅のメリット・デメリット

自然素材を使用した注文住宅にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?ここではそれぞれについて解説していきます。

自然素材を使用するメリット

自然素材を使用するとどのようなメリットがあるのでしょうか?
自然素材を使用するメリットは以下の通りです。

自然素材を使用するメリット

身体への負担が少ない
素材そのものの質感が楽しめる
調湿効果に優れている
メンテナンス性に優れている

ここではそれぞれのメリットについてさらに詳しく解説していきます。


■身体への負担が少ない

自然素材を使用するメリットの1つめには、身体への負担が少ないことが挙げられます。自然素材を使用することで化学物質の発生などを抑えられるため、さまざまなアレルギーやシックハウス症候群などを防止できるのです。


■素材そのものの質感が楽しめる

素材そのものの質感が楽しめることも、自然素材を使用したお家のメリットとして挙げられます。無垢材の床や漆喰の壁など、優しくて温かみのある質感が楽しめます。


■調湿効果に優れている

自然素材を使用するメリットの3つめには、調湿効果に優れていることが挙げられます。なぜなら、漆喰や珪藻土の壁が湿気を吸ったり吐いたりしてくれるからです。特に梅雨時期のジメジメを和らげたい方に最適です。


■メンテナンス性に優れている

自然素材を使用するメリットの4つめには、メンテナンス性に優れていることが挙げられます。
例えば、無垢材の床は1枚の木からできているため、傷などがついてもやすりで削ってキレイにできます。また、漆喰の壁にできた汚れや傷も、上からさらに漆喰を重ねることで対処ができます。自分で手軽にお手入れができるのが特徴的です。

自然素材を使用するデメリット

自然素材を使用するデメリットにはどのような点が挙げられるのでしょうか?自然素材を使用するデメリットは以下の通りです。

自然素材を使用するデメリット

価格が高くなる場合がある
ひび割れが起きることがある
デザインのバリエーションが少ない

ここではそれぞれのデメリットについてさらに詳しく解説していきます。


■価格が高くなる場合がある

自然素材を使用するデメリットの1つめには、価格が高くなる場合があることが挙げられます。なぜなら、標準的な建材に比べて自然素材は価格が高いものが多いからです。さらに、漆喰の壁を塗る手間などから、施工にかかるコストも大きくなります。


■ひび割れが起きることがある

自然素材を使用するデメリットの2つめには、ひび割れが起きることがあることが挙げられます。
特に、漆喰や珪藻土は乾燥するとひび割れしやすくなってしまいます。大きなひび割れができてしまった場合には、漆喰などを上から塗り重ねる必要があります。

また、無垢床では冬場の乾燥によって木が収縮し、無垢床同士の隙間が開いてくることがあります。夏場には湿気によって木が膨張し隙間が埋まるため、1年を通して考えると問題ありませんが、こういったことが気になる方は表面のみに薄く無垢床を貼った「複合フローリング」がおすすめです。 


■デザインのバリエーションが少ない

自然素材を使ったお家作りには、デザインのバリエーションが少ないこともデメリットとして挙げられます。自然素材を使用する住宅では、自然そのものの風合いを生かしたデザインが特徴的です。フローリングやクロスのように色や柄を自由に選ぶのではなく、無垢床では色合いや節の有無を選んだり、漆喰では色の配合や塗り方で表情を付けます。LDKや玄関周りには漆喰・無垢床を使用し、お手洗いや主寝室にはお好みのクロス・床材を使用するといったように使い分けるのがいいですね。 

まとめ

今回は、自然素材を使用した注文住宅の特徴や、自然素材のお家造りのメリット・デメリットなどを紹介しました。自然素材を使用したお家にはたくさんの魅力があります。ぜひ本記事を素敵なお家作りの参考にしてみてくださいね!