「スキップフロアってどんな作りなの?」
「スキップフロアの間取りのコツが知りたい!」
「スキップフロアのメリット・デメリットは?」
このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか?
本記事では以下についてまとめています。
・スキップフロアとは?類義語との違い
・スキップフロアの4つのメリット
・スキップフロアのデメリット
・【平屋】スキップフロアの間取り活用法
・平屋のスキップフロアで後悔しないためのコツと注意点
・スキップフロア実例
スキップフロアについて詳しく知りたい方はぜひチェックしてみてくださいね!
スキップフロアとは?類義語との違い
スキップフロアとは、同じフロアの中に異なる高さの空間が設けられた間取りのことです。2階建て以上はもちろん平屋にもおすすめです。空間を有効活用できるため、狭小地でも多く採用されています。
スキップフロアとロフトの違い
同じフロアに高さの違う空間があるスキップフロア。ロフトと何が違うの?と疑問に感じる方も多いかもしれません。
結論から言うと、ロフトとスキップフロアには利用目的や条件など大きな違いがあります。建築基準法および施行令では、以下のような条件に該当する空間はロフトとしてみなされます。
- ロフトがある階の床面積の2分の1の広さ
- 天井高さ1.4メートル以下
- ベランダなどの屋外に直接繋がっていない
- 開口部の広さが収納面積の20分の1(出入口は除く)
- コンセントは1箇所のみ
これらの条件全てに該当すると、その空間は建物の延べ床面積から除かれます。そのため、固定資産税を軽減することが可能です。しかし、天井の高さが1.4メートル以下と決められているため、居住スペースとして利用するのは難しいでしょう。
ロフトは物置や収納スペースとして、スキップフロアは居住スペースとしての利用が適しています。
スキップフロアと中二階の違い
ロフトと同様、中二階とスキップフロアの違いについて気になる方も多いかもしれません。スキップフロアと中二階にはどのような違いがあるのでしょうか?
結論から言うと、スキップフロアと中二階は同義語です。分類されている場合もありますが、ロフトとスキップフロアのような明確な違いはないのです。どちらも居住スペースや収納スペースとして活用するのにピッタリです。
スキップフロアの4つのメリット
スキップフロアを設けることで、どのようなメリットがあるのでしょうか?スキップフロアの4つのメリットは以下の通りです。
・間取りの自由度が上がる
・開放感が生まれる
・採光性が上がる
・収納スペースが確保できる
ここではそれぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
①間取りの自由度が上がる
スキップフロアのメリット1つめには、間取りの自由度が上がることが挙げられます。スキップフロアを設けると、同じ敷地面積でも新しく空間を作ることができます。
スキップフロアは、平屋の間取り制限にお悩みの方に最適な選択肢だと言えるでしょう。
②開放感が生まれる
スキップフロアのメリット2つめには、開放感が生まれることが挙げられます。
平屋の場合、同じフロアに全ての居住スペースを確保する必要がありますがスキップフロアを設けると、部屋1つ分を縦の空間に移動できるため、開放感が生まれるのです。
③採光性が上がる
採光性が上がることも、スキップフロアのメリットとして挙げられます。なぜなら、スキップフロアを設けることで部屋の仕切りやドアが少なくなり、太陽光が部屋の中心まで届くようになるからです。間仕切りやドアに光を遮られたくない方におすすめです。
④収納スペースが確保できる
スキップフロアのメリット4つめには、収納スペースが確保できることが挙げられます。居住スペースとしてスキップフロアを活用するのはもちろん、普段使わないものや子どものおもちゃなどを収納するのにも最適です。
スキップフロアのデメリット
スキップフロアにはどのようなデメリットがあるのでしょうか?スキップフロアを設けるデメリットは以下の通りです。
・施工コストや固定資産税が高い
・温度調節や音への懸念
・バリアフリー性への懸念
ここではそれぞれのデメリットについてさらに詳しく解説していきます。
①施工コストが高い
スキップフロアのデメリット1つめには、施工コストが高いことが挙げられます。スキップフロアを設けるためには、階段や床を追加で設置する必要があります。そのため、どうしても建築費用が高くなってしまいます。
②温度調節や音への懸念
スキップフロアのデメリット2つめには、温度調節や音についてが挙げられます。
スキップフロアには、通常間仕切りを設けないことが多いです。そのため、冷暖房が効きにくいと感じる可能性があります。また、生活音などが気になることも。
スキップフロアを書斎や勉強スペースにしたい場合には注意が必要です。
③バリアフリー性への懸念
バリアフリー性への懸念もスキップフロアのデメリットとして挙げられます。スキップフロアを利用するためには、どうしても階段を使う必要があります。
老後のことを考え事前に手すりを付けておくなどの対策を行うのがおすすめです。
【平屋】スキップフロアの間取り活用法
スキップフロアの間取り活用にはどのようなものがあるのでしょうか?ここではスキップフロアの代表的な活用例を紹介します。
・書斎、趣味部屋
・子供部屋
・来客時の寝室
書斎・趣味部屋
スキップフロアの活用例1つめには、書斎や趣味部屋が挙げられます。普段の居住スペースとは少し切り離された空間となるため、読書をしたり趣味に没頭したりするのにピッタリの場所です。
また、作業スペースにも最適なため、在宅ワークに集中して取り組みたい方にもおすすめです。
子ども部屋
スキップフロアの活用例2つめには、子ども部屋が挙げられます。子育て世代の方には特におすすめの活用方法です。平屋の住宅では、あまり多くの部屋は設けられません。そのような場合にスキップフロアを設置し、子どもが遊ぶスペースを作るのがおすすめです。
スキップフロアには仕切りやドアがないためいつでも子どもの様子が確認できます。家族のコミュニケーションを大切にしたい方に最適な活用方法です。
来客時の寝室
スキップフロアの活用例3つめには、来客時の寝室が挙げられます。普段あまり使用しない来客用の部屋をスキップフロアにすることで、間取りの節約にも繋がります。しかし、スキップフロアにはドアや仕切りがありません。
プライバシーが気になる方もいるため、身内や親しい友人のみの客間として使用するのがいいかもしれません。
平屋のスキップフロアで後悔しないためのコツと注意点
平屋にスキップフロアを設ける場合、どのような点に注意するべきなのでしょうか?スキップフロアで後悔しないためのコツや注意点は以下の通りです。
・利用目的を明確にイメージする
・断熱性を高めておく
・必要不可欠な空間をスキップフロアにしない
・実績が豊富なハウスメーカーや工務店に依頼する
ここではそれぞれの注意点についてさらに詳しく解説していきます。
利用目的を明確にイメージする
スキップフロアを設置する際の注意点1つめには、利用目的を明確にイメージすることが挙げられます。
空間を有効活用できるからといって不用意にスキップフロアを設置してしまうと、住みにくい家となってしまう可能性があります。
書斎や仕事部屋として活用するなら子供部屋から離れた場所に設置するなど、他の部屋との相性を考えることも大切です。
断熱性を高めておく
スキップフロアはドアや仕切りがないため、冷暖房が効きにくく電気代が高くなってしまう可能性があります。そのため、家全体の断熱性を高めておくのがおすすめです。
外壁を断熱性に優れたものにしたり、窓の配置を工夫したりするのがおすすめです。
必要不可欠な空間をスキップフロアにしない
スキップフロアを設置する際の注意点3つめには、必要不可欠な空間をスキップフロアにしないことが挙げられます。
例えば、リビングや寝室などをスキップフロアにしてしまうと行き来が面倒だったり暮らしにくさに繋がったりする可能性があります。また、老後の生活のことも考えるとスキップフロアを利用しにくくなることも考えられます。
必要不可欠な空間をスキップフロアにすることは避け、手すりなどを設置してバリアフリー対策を行っておくのが理想的です。
実績が豊富なハウスメーカーや工務店に依頼する
スキップフロアを設置する際の注意点4つめには、実績が豊富なハウスメーカーや工務店に依頼することが挙げられます。
スキップフロアを設置した住宅は通常の住宅よりも特殊な構造をしています。また、自治体などによる制限も設けられています。実績が豊富なハウスメーカーや工務店に依頼すれば、間取りの悩みやデザインについて的確なアドバイスが受けられます。
理想の住宅を実現するためにも依頼するハウスメーカー・工務店選びは注意しましょう。
マグハウスの提案するスキップフロア実例
実際にスキップフロアを設置した間取りにはどのようなものがあるのでしょうか?ここでは、スキップフロアを用いたおすすめの実例を紹介します。
3.5mの高天井が特徴的な平屋。天井の高さを生かしてスキップフロアを設けています。
リビングの背面に設置されたスキップフロアには、カウンターや棚を設置。書斎や趣味スペースとして活用するのはもちろん、お子さんの宿題スペースにも最適です。
スキップフロアからはLDKを見渡すことができ、開放感のある空間を実現しています。
平屋のスキップフロアはマグハウスへご相談ください
今回は、平屋のスキップフロアの特徴やメリット・デメリットなどについて紹介しました。スキップフロアを設ければ、平屋の空間を賢く利用することが可能です。
マグハウスでは、「無料家づくり相談会」を行っています。平屋が気になる方、スキップフロアを採用したお家作りに興味がある方、話だけでも聞いてみたい方などは【お問い合わせフォーム】からお気軽にご相談ください!