- 1.注文住宅の玄関によくある失敗例
- 1-1.【デザイン】ダサいと感じてしまう
- 1-2.【照明】全体的に暗い
- 1-3.【通気性】においがこもってしまう
- 1-4.【広さ】思ったよりも狭い
- 1-5.【収納】散らかってしまう
- 1-6.【素材】汚れが目立つ
- 2.【悩み別!】注文住宅で理想の玄関を作るためのポイント
- 2-1.【デザイン】玄関ドアやデザインにこだわる
- 2-2.【照明】適度に日光を取り入れる
- 2-3.【通気性】空気の通り道を考える
- 2-4.【広さ】家族の人数に合わせた広さにする
- 2-5.【収納】収納スペースを設ける
- 2-6.【素材】床は掃除しやすい素材にする
- 3.おしゃれな玄関が特徴的な注文住宅の実例
- 3-1.平屋 3.5mの高天井のリビングとスキップフロアがつながる家
- 3-2.小さな美術館のような外観とモールテックスの造作ダイニングのある家
- 3-3.天井高5mの開放的なリビングの家
- 4.まとめ
「注文住宅の玄関をおしゃれにしたい…」
「玄関の作りで気を付けるべきポイントはあるの?」
このようなことをお考えの方は多いのではないでしょうか?
本記事では以下についてまとめています。
注文住宅の玄関を作る際のポイント
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この記事を読めばおしゃれな玄関の特徴が分かり、素敵なデザインで機能性にも優れた玄関が作れますよ!
注文住宅の玄関によくある失敗例
注文住宅の玄関は完成して、住み始めてから後悔することが多い場所です。主に以下の7つが後悔ポイントとして挙げられます。
【注文住宅の玄関にでよくある後悔】
- 【デザイン】ダサいと感じてしまう
- 【照明】全体的に暗い
- 【通気性】においがこもってしまう
- 【広さ】思ったよりも狭い
- 【収納】散らかってしまう
- 【素材】汚れが目立つ
それぞれの後悔について事前に確認しておきましょう。
【デザイン】ダサいと感じてしまう
注文住宅の玄関で最も多い後悔はデザインについてです。
注文住宅では、キッチンや部屋の内装のデザインに力を入れる方は多いです。しかし、なかなか玄関のデザインまで力を入れる方が少ないのが現状です。
玄関の雰囲気は、以下のように様々な要素によって決まります。
【玄関のデザインを左右する要素】
- ドアの素材(金属製・木製など)
- 床の素材(タイル・大理石など)
- 天井の広さ
- ポーチの広さ
- ドアの種類
玄関は、家に入って最初に雰囲気を感じる場所です。そのため、玄関こそデザインに力を入れるべきなのです。
住み始めてから後悔しないように、玄関のデザインにはこだわりましょう。
【照明】全体的に暗い
注文住宅に住み始めてから、「玄関の暗さ」に不満を持つ人も多くいます。
照明で最大限明るくすることも重要ですが、よりこだわるべきなのは自然光を取り入れることです。
例えば、大きな窓をデザインとして設置することで明るく自然な雰囲気を演出でき、家に入った時のイメージが変わってくるでしょう。
【通気性】においがこもってしまう
玄関のにおいがこもってしまうことも大きな後悔ポイントです。主な原因は玄関の通気性ですが、これを注文住宅の設計段階で意識できている方は多くないのが現状です。
においを放置してしまうと、なかなか除去できなくなるだけではなく、靴ににおいが付着してしまうことも考えられるでしょう。
注文住宅では、においを防ぐために通気性を意識した設計を意識しましょう。
【広さ】思ったよりも狭い
玄関の広さは見落としがちな注文住宅の後悔ポイントです。特にお子さんがいる家庭や2世帯住宅の場合には、狭い玄関にしてしまうと使い勝手が悪くなってしまうでしょう。
また、狭い玄関はデザインとしても窮屈な印象を受けるため、あまり好ましくありません。広い玄関を作ることによって、開放感を演出でき、より満足度の高い設計にできるでしょう。
【収納】散らかってしまう
収納が少ないために散らかってしまうことも大きな問題のひとつです。玄関には以下のように、意外と置いておくべきものが多い場所です。
【玄関に収納しておきたいもの】
- 靴
- 傘
- カッパ
- 自転車
- スリッパ
- 子ども用のおもちゃ
- 防災グッズ
玄関に置いておきたいものを事前に整理し、必要な収納の広さを事前に計画しておきましょう!
【素材】汚れが目立つ
玄関の汚れは住み始めてからしばらくして気がつくことの多い、注文住宅の玄関における盲点と言えます。玄関と一言で言っても以下のように様々な要素があります。
【玄関を構成する要素】
- 玄関ドア
- 玄関
- 床
- 収納棚
- 天井
- 照明
それぞれデザインも重要ですが、日常生活のことを考えると掃除のしやすさも大きなポイントとなります。
例えば、玄関の床に関しても、以下のように様々な素材を選ぶことができ、それぞれで掃除のしやすさに影響することが考えられるのです。
【玄関の床素材の例】
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【悩み別!】注文住宅で理想の玄関を作るためのポイント
後悔しやすい場所が分かったところで、それぞれに対する対策を考えていきましょう。この章では以下の問題ごとに対策を解説していきます。
【対策一覧】
- 【デザイン】玄関ドアやデザインにこだわる
- 【照明】適度に日光を取り入れる
- 【通気性】空気の通り道を考える
- 【広さ】家族の人数に合わせた広さにする
- 【収納】収納スペースを設ける
- 【素材】床は掃除しやすい素材にする
それぞれ見ていきましょう。
【デザイン】玄関ドアやデザインにこだわる
最も後悔するポイントとして挙げられる「デザイン」は最初に意識したいポイントです。
以下の画像のように金属製のドアにするのか、木製のドアにするのかでも玄関の雰囲気が大きく変わります。
金属製のドアは重厚感やスタイリッシュな印象があり、耐久性に優れているのが特徴的です。一方で木製や木目調のドアは自然の温かみが感じられるため、ナチュラルな雰囲気を演出したい方におすすめです。
また、玄関ドアのデザインも慎重に選ぶことが大切です。こちらも以下の画像のように、華やかな雰囲気にするなら装飾のあるドアを、落ち着いた雰囲気にするならシンプルなドアを選ぶなど、玄関まわりの床や天井の色との相性などもしっかりと考えましょう。
【照明】適度に日光を取り入れる
玄関に適度に日光が入るようにすることも大切です。
玄関スペースに窓を設けたり、玄関ドア自体に窓がついているものを選ぶことで、いつでも明るく温かみのある玄関が演出できます。日中であれば照明を使わなくてもいいくらいの明るさがあると理想的ですね。
また、玄関スペースが狭い場合でも、大きめの窓を設置して外の景色が見えるようにすることで玄関を広々と感じさせてくれますよ。
【通気性】空気の通り道を考える
玄関のデザインはもちろんですが、通気性も重視することが大切です。湿気や汚れが溜まりやすい玄関においては、特に、空気の通り道ができるような設計にしましょう。
具体的には、ドアと窓を対角線上に設置することで入ってきた風が出ていきやすくする設計にするのです。
換気が自動的にされる設計にしておくことで、湿気が溜まり、カビや臭いが発生することを防ぐことに繋がります。
【広さ】家族の人数に合わせた広さにする
玄関の広さは、お家に住む家族の人数に合わせた広さにしましょう。2世帯などの大人数で住むのに狭い玄関にしてしまうと、使い勝手が悪くなってしまいます。家族全員が同時に出入りしても余裕があるくらいのスペースがあると便利ですね。
一般的な注文住宅の玄関の広さは、約3畳と言われています。しかし、その実用性は家族の人数によって異なりますので、事前に必要な広さを知っておきましょう。
【収納】収納スペースを設ける
子どもが増えるなど家族の人数が増えていくにつれて、収納スペースの必要性がより上がっていきます。
注文住宅を作ってすぐは問題にならないかもしれませんが、10年スパンで考えた時に後悔してしまうかもしれません。必ず設計の段階で意識しておきましょう。
【素材】床は掃除しやすい素材にする
玄関のデザインはもちろん、素材にもこだわることが大切です。特に玄関の床の素材は、汚れが付きにくく掃除がしやすいものを選ぶのがおすすめです。
玄関の床材には主に、タイル・コンクリート・モルタル・天然石などの種類がありますが、それぞれの素材にはメリット、デメリットがあります。
例えば、タイルはデザイン性に優れていて衝撃に強い特徴がありますが、目地に汚れが溜まりやすいといったデメリットがあります。
また、コンクリートの床は汚れが溜まりにくく、掃除がしやすいのが特徴的です。しかし、乾燥するとひび割れが生じたり、汚れた水分を吸収してシミになったりするデメリットがあります。
デザイン面や機能面などさまざまな点から見てピッタリの床材を選びましょう。
おしゃれな玄関が特徴的な注文住宅の実例
実際の注文住宅には、どのような玄関のデザインや設計があるのでしょうか?ここでは、おしゃれな玄関が特徴的な注文住宅の実例を4点ご紹介します。
おしゃれな玄関が特徴的な注文住宅の実例
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おしゃれな注文住宅を建てたい方はぜひ参考にしてみてくださいね!
平屋 3.5mの高天井のリビングとスキップフロアがつながる家
最初に紹介するのは、約3.5mの高天井が特徴的な平屋のお家です。落ち着いた色合いでシンプルな外観ですが、木目調の玄関とグレーの目隠し塀がアクセントとなっています。
玄関を開けてみると、とても広々としたスペースが広がっています。
左手の壁一面をシューズクローゼットにしているため、靴の収納スペースはもちろん、雨合羽や傘がかけられるスペースがあるのも魅力的です。また、右手にも収納があるためお子様のおもちゃなどもたっぷり収納することができます。とても収納力に優れた玄関ですね。
小さな美術館のような外観とモールテックスの造作ダイニングのある家
次に紹介するのは、まるで美術館のようなおしゃれな外観が特徴的なお家です。2種類の外壁が使用されたお家の正面には、落ち着いた色合いの木目調の扉が優しさをプラスしています。
中に入ると、柔らかな光を放つペンダントライトが目に入ります。また、玄関框を斜めにすることで、靴を脱ぎ履きするスペースが広くなり、デザイン性もプラスされます。
さらに、広々としたシューズクロークがあり、靴や傘はもちろん三輪車、ベビーカーなども収納できます。シューズクローク内に窓があるため光が入りやすく、玄関が暗くなりません。扉を設けずにカーテンで目隠しをすることで、いつでも柔らかな光が感じられます。
天井高5mの開放的なリビングの家
次にご紹介するのは、5mの高天井が開放的なお家。外観は三角屋根ですが、重心が右側にあることで個性的な印象です。
玄関ポーチが広めに作られているため、荷物が多い日や雨の日でも安心です。木目調のポーチ天井と扉がアクセントになっていてとてもおしゃれですね。
玄関内には大きな窓があり、外の景色が見渡せます。大きめの窓を設置することで玄関を広々と感じさせる効果が期待できますね。さらに、太陽の光をたっぷり取り込みやすいため、より明るい雰囲気の玄関を演出したい方にもおすすめです。
まとめ
今回は、注文住宅の玄関をおしゃれにするポイントや機能性に優れた玄関にするために気を付けるべき点についてご紹介しました。
玄関は、扉や床の素材や窓の配置が少し違うだけで全く印象が異なります。ぜひ今回の記事を理想の玄関づくりの参考にしてくださいね!