土地選びのこと

【注文住宅】土地選びのポイント9つ!業者探しのコツや契約の流れも紹介

「注文住宅の土地はどうやって選んだらいい?」
「注文住宅の土地の選び方が分からない!」

このようなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?

この記事を読めば注文住宅の土地の選び方や業者選びのコツなどが分かりますよ!

【土地探しの前に】知っておくべき基礎知識

土地を探す前に、どのような基礎知識があると便利なのでしょうか?ここでは、以下についてまとめています。

・用途地域
・容積率と建ぺい率

それぞれの知識について詳しく解説していきます。

 

用途地域

土地探しをする前に知っておきたい基礎知識1つ目には、用途地域が挙げられます。

用途地域とは、建築できる建物の種類が決まっている地域のことを指します。用途地域は、商業系・住居系など13種類に分けられています。用途地域をあらかじめチェックしておけば、その土地にどのような建物が建てられるのかが分かります。

 

容積率と建ぺい率

土地探しをする前に知っておきたい基礎知識2つ目には、容積率と建ぺい率が挙げられます。建ぺい率は、以下の式で求められます。

・(建築面積÷敷地面積)×100

SUUMO HPより

建ぺい率とは、土地の面積に対する建物自体の面積の割合を表しています。

せっかくなら、土地を最大限まで利用してお家を建てたいと考える方も多いかもしれません。しかし、建ぺい率が高すぎると防災面などで危険性が高まったり、お家の風通しが悪くなったりします。余裕を持ってお家を建てられるように建ぺい率が設定されているのです。

建ぺい率は、地域によって設定が異なります。あらかじめ確認しておきましょう。

 

また、建ぺい率とあわせて容積率もチェックするのが大切です。容積率は、以下の式で求められます。

・(延べ床面積÷敷地面積)×100

SUUMO HPより

延べ床面積とは、全ての階の床面積を合計した面積です。延べ床面積には、玄関やバルコニー、ロフトなどは含まれません。容積率も建ぺい率と同じように、建物のサイズを制限するために決められたものです。

また、容積率が大きければ大きいほど、その住宅に多くの人が住むことができます。街全体の人口が増えすぎてしまうと、住みやすさにも影響が出てしまうのです。交通渋滞を避けたり電力消費をコントロールするために容積率が設定されているのです。

【9つ】注文住宅の土地選びに必要なチェックポイント

注文住宅を建てる土地を選ぶ際には、どのような点に気を付ければいいのでしょうか?注文住宅の土地選びに大切なポイントは以下の通りです。

・法規制
・土地の形状
・道路との関係性
・地盤
・自然災害のリスク
・インフラ
・周辺環境
・日当たりや風通し
・環境変化の可能性

ここではそれぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

①法規制

注文住宅の土地選びの際に気を付けるべきポイント1つ目には、法規制が挙げられます。

土地選びに関わる法規制には、先ほど紹介したような用途地域や建ぺい率、容積率などが挙げられます。

お家を建てたいと考えている地域の地区計画や、土地に対してどのくらいの大きさのお家が建てられるのかなどは早い段階でチェックしておくことが大切です。

 

②土地の形状

土地選びの際に気を付けるべきポイント2つ目には、土地の形状が挙げられます。土地の形状は、大きく分けて「整形地」と「不整形地」の2つに分けられます。

整形地とは、長方形や正方形などきれいな四角に整っている土地のことです。一方で不整形地とは三角形やL字型などの形をしている土地を表します。

この2つのうち、注文住宅を建てるなら「整形地」が適しています。なぜなら、シンプルな形状の整形地なら、お家の設計プランが建てやすいからです。さらに、お家を建てやすい整形地は利用価値が高いため、高く売れやすいといったメリットもあります。

一方で不整形地は個性的な形をしているため、規格に沿ったお家が建てられない場合があります。利用しにくいため、土地が売れにくいといったデメリットもあるのです。

 

③道路との関係性

道路の関係性も、土地選びに重要なポイントです。例えば、どの方角の道路に面しているのかによって日当たりなどが大きく変化します。南道路に面していれば、お部屋への採光はもちろん洗濯物が乾きやすいなどのメリットもあるのです。

また、間口の広さもチェックすることが大切です。間口とは、道路に面した土地部分の長さを表しています。

間口があまりにも狭いと、間取りが限られてしまうことがあります。間口が広ければ人の出入りがしやすく、広い駐車スペースを設けることも可能です。

 

④地盤

土地選びの際に気を付けるべきポイント4つめには、地盤が挙げられます。地盤が弱い土地を選んでしまうと、地震等の自然災害が発生した際に、家や土地全体に大きなダメージが発生する可能性があります。さらに、お家を建ててから長い年月が経つと、土地が傾いてしまう恐れがあります。

お家を建てるなら、「硬質地盤」の土地を選ぶのがおすすめです。硬質地盤とは液状化などのリスクが少なく丈夫な土地です。大使館などの重要な建物を建てる際にも硬質地盤が選ばれています。日本はとても地震が多いため、地盤もしっかりとチェックしておきましょう。

 

⑤自然災害のリスク

土地を選ぶ際には、自然災害のリスクを必ず確認しておきましょう。特に、ハザードマップや過去の災害について調べておくことが大切です。過去に土砂災害や津波の被害が起こっているか、海や川からの距離がどのくらいあるかなどもしっかりチェックしておきましょう。

 

⑥インフラ整備

インフラなどの整備も、土地を決める際にとても大切なポイントです。

土地の周りにスーパーがあるのか、学校までどのくらいの距離があるのかなどもしっかりチェックしておきましょう。また、お家の近くにガス管があるか、都市ガスかプロパンガスかなども確認しておくのがおすすめです。

 

⑦周辺環境

土地選びをする際には、周辺の環境も知っておくことがおすすめです。

気になっている土地がある場合には、実際に訪れて近くを歩いてみましょう。公共施設の有無はもちろん、土地の雰囲気や治安などは実際に見てみないと分かりません。住みやすい環境かどうかしっかりチェックしておきましょう。

 

⑧日当たりや風通し

注文住宅を建てる際には、土地の日当たりや風通しが良い場所を選ぶのがおすすめです。日当たりのいい南向きの土地は特に人気です。また、風通しがいい土地を選べば換気がしやすく、お家の中に湿気がたまるのを防いでくれます。

 

⑨環境変化の可能性

土地選びをする際には、土地の周りの環境が将来どのように変化する可能性があるかも考えておくことが大切です。

例えば、日当たりがいい土地を選んでも、隣に大きな建物が建てば日光が遮られてしまいます。一方で、公園や公共施設などが設置されれば今よりも住みやすくなることもあるのです。

自分たちが家を建てる土地だけでなく、周辺の環境や隣の土地などがどのように変化していくかも意識しておきましょう。

注文住宅の土地選びの流れ

注文住宅を建てる際、どのような流れで土地を選べばいいのでしょうか?注文住宅の土地選びの流れは以下の通りです。

・予算決め
・条件決め
・土地探し
・土地の調査
・契約と住宅ローン調査

ここではそれぞれの流れについてさらに詳しく解説していきます。

予算決め

土地を選ぶ際には、まず最初に予算を決めることが大切です。

まずは、お家本体にかかる費用と土地の費用を合わせた総合金額を出します。その中から、注文住宅の建築費と土地代などを配分していきます。だいたい、住宅本体に70~75%、土地に25~30%くらいの配分が妥当とされています。

後から予算が足りなくなり、妥協する点が多くなってしまわないよう、十分に注意しましょう。

 

条件決め

予算が決まったら、次に土地の条件を決めておきます。

例えば、駅からのアクセスしやすさや学校の近さなど、いくつか条件を決め優先順位をつけておきます。理想に100%沿った土地選びはどうしても難しいため、絶対に譲れないポイントと妥協してもいいポイントを決めておきましょう。

 

土地探し

予算や土地の条件が決まったら、実際に土地探しをしていきます。あらかじめ決めておいた予算や条件にできるだけ合っている土地を探していきましょう。

しかし、100%希望に合った土地を探すのは難しいため、しっかりと優先順位を確認しておくことが大切です。また、注文住宅本体の見積もりがあると土地探しがしやすくなります。ハウスメーカーも同時に探しておくのがおすすめです。

 

土地の調査

お家を建てる土地が決まったら、次に土地の調査を行います。

周りに山や川、海などがある場合は特に慎重にハザードマップの確認を行うことが大切です。また、住宅を建てるのに適している土地なのか、以前はどのように活用されていたのかもチェックしておきましょう。

 

契約と住宅ローン審査

土地の契約をするためには、手付金がかかります。そのため、まとまった資金が必要です。この間に住宅ローンの事前審査が行われます。ローンが下りるまでにも費用がかかるため、つなぎ融資を受けるのがおすすめです。

希望の土地が見つからない時の対策方法

希望に合った土地が見つからない場合、どのような対策をすればいいのでしょうか?希望の土地が見つからない時の対策方法は以下の通りです。

・希望エリアを広げる
・狭小地や旗竿地も視野に入れる
・南道路以外も検討してみる
・建物条件付きの土地・古家付きの土地も検討する

ここではそれぞれの対策方法について詳しく解説していきます。

希望エリアを広げる

希望の土地が見つからない場合、土地を探すエリアを少し広げてみるのがおすすめです。

希望エリアを広げることで、それだけさまざまな土地が見つかりやすくなります。どのくらいの範囲なら広げられるのかもあらかじめ決めておくといいでしょう。

 

狭小地や旗竿地も視野に入れる

希望の土地が見つからない場合、狭小地や旗竿地も視野に入れることが対策方法として挙げられます。

狭小地とは、約15~20坪以下の小さな土地のことをいいます。土地が狭く小さいため用途が制限されてしまいますが、通常の土地と比べて安いといったメリットを持ちます。

また、旗竿地とは、間口がかなり狭い土地のことを言います。旗竿地は、間口は狭くなってしまいますが道路から少し離れた場所に家を建てられるため、プライベートを確保できるといったメリットを持ちます。

このような少し特殊な土地も視野に入れることで、希望に合った土地が見つかりやすくなるのです。

 

南道路以外も検討してみる

日当たりがいい南道路は人気が高いため、南側のみで絞るとなかなか土地が見つからない場合があります。

そんなときには、南道路以外の土地も探してみるのがおすすめです。他にも、朝に日が差しやすい東側や夕方に日が差しやすい西側なども人気があります。また、日当たりが悪い場合でも窓の位置を工夫するなどして対策が行えます。

南側以外の土地も検討してみましょう。

 

古家付きの土地も検討する

なかなか理想の土地が見つからない場合には、家付きで売られている土地も調べてみるのがおすすめです。

解体が可能な古い家がついてくる土地の場合は、解体費用がどのくらいかかるのかも合わせて検討が必要です。

 

【注文住宅の土地探し】業者選びのコツと注意点

注文住宅の土地探しにおいて業者を探す際には、どのような点に気を付ければいいのでしょうか?業者選びのコツと注意点は以下の通りです。

・施工会社はなるべく早く見つける
・経験豊富な業者に依頼する
・ハウスメーカーへの依頼がおすすめ

ここではそれぞれの注意点について詳しく解説していきます。

施工会社はなるべく早く見つける

土地探しにおける業者選びの注意点1つめには、施工会社をなるべく早く見つけることが挙げられます。

なぜなら、建物本体の予算が決まらないと土地にいくらお金をかけられるかが決まりにくいからです。

また、土地を住宅ローンで購入する場合に、住宅会社と契約をしていないと住宅ローンを借りることが出来ません。

そのため、土地を探している段階で施工会社も同時に探しておくのがおすすめです。

 

経験豊富な業者に依頼する

業者選びのコツ2つめには、経験豊富な業者に依頼することが挙げられます。

これまでさまざまな土地にお家を建てている業者であれば、少し特殊な土地であっても希望通りのお家を建てることができます。少し特殊で安い土地を上手に活用し予算を抑えたいと考えているなら、経験豊富な業者を見つけるのがおすすめです。

 

ハウスメーカーへの依頼がおすすめ

上記2点のポイントを押さえると、注文住宅の土地探しはハウスメーカーに依頼するのがおすすめです。

土地探しというと不動産会社をイメージする方が多いかもしれません。しかし、不動産会社はあくまでも土地の取引のプロです。その土地にどのような注文住宅が建てられるかまでしっかりとイメージをしたいなら、ハウスメーカーに相談するのが最適です。

また、条件に合わない土地であっても設計に工夫を加えることでカバーできる場合もあります。アフターフォーローもあるため安心して依頼できますよ!

 

土地選びの相談ならマグハウスへ

初めての土地探しをするなら、注文住宅の土地探しから設計まで行っているマグハウスへ相談するのがおすすめです!

予算の決め方や住宅ローンのアドバイスまで専門のスタッフが無料で行っているため、注文住宅を建てるのが初めての方でも安心です。

土地探しや注文住宅作りでお悩みがある方は、ぜひお問合せフォームから質問してみてくださいね!