使いやすいファミリークローゼットを作りたい!
どんな間取りだと使いやすいんだろう?
このようにお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
せっかく作るのであれば使い勝手が良く、収納力の高いファミリークローゼットにしたいですよね。
今回は、よくある失敗例をもとに、使いやすいファミリークローゼットのポイントをお伝えします!実際の間取りもご紹介するのでぜひ参考にしてみてくださいね。
ファミリークローゼットはどんな収納?
簡単に言うと「家族みんなが使う広い収納」のことを言います。
ウォークインクローゼットと似ていますが、大きな違いは 家族みんなが使う収納 なのか、それとも 部屋を使う人のための収納 なのかという違いがあります。
また、ファミリークローゼットに収納するものとしては家族が日常で使う服やカバン、小物などを収納するケースが多いです。
もっとも、ファミリークローゼットには明確な定義はなく、ファミリークローゼットの中に着替えができるスペースを作ったり、洗濯物がたためる場所などユーティリティや家事室のような機能も加えた部屋にすることもあります。
そのため、ファミリークローゼットに何をどれだけ収納するか、またどのように使うかということを明確にすることが、あなたに合ったファミリークローゼットにするためにとても大切なことになるのです。
ファミリークローゼットのよくある失敗例と使いやすくするポイント
それでは実際に、ファミリークローゼットのよくある4つの失敗例をもとに、使いやすくするポイントについてご紹介していきます。
- 広さが足りなかった
- あまり使わなかった
- 配置場所がよくなかった
- 用途を考えていなかった
ここでは以上の4つの失敗例をご紹介します。
広さが足りなかった
まず1つ目は、広さ・収納力が足りなかったという失敗例です。もう少し広くても良かった、というお声が聞かれます。
解決ポイント!
まずは、ファミリークローゼットに何を収納したいかをイメージしたり、自分たちが持っている衣類などの量を把握しておくことが大切です。
既存の衣装ケースをファミリークローゼットの中に入れようと思っている場合には、設計の段階で衣装ケースのサイズを伝えておくとより使い勝手が良くなります。
あまり使わなかった
2つ目は、あまり使わなかったという失敗例です。
ファミリークローゼットは名前の通り、家族分の衣類などを収納しておくスペースです。しかし、これまでの生活では各自の部屋にある収納で完結し、それが習慣化している場合は、なかなかファミリークローゼットを使うことが習慣化せず、物入れになってしまうケースもあります。
解決ポイント!
このような失敗例は、これまでの生活スタイルを改めて考えることで防ぐことができます。どのような収納計画が自分たちに合っているのかを考えてみてくださいね。
配置場所がよくなかった
3つ目は、配置場所についての失敗例です。
例えば、家事動線・生活動線から外れていたり、実際の生活での使いたい場所に配置できていなかったというケースがあります。
解決ポイント!
ファミリークローゼットを使用する場面をイメージしておくことで、配置場所の失敗を防ぐことができます。例えば、ファミリークローゼットを水回りの流れで使いたいか、お出かけ前に使いたいかによって配置場所の計画が変わってきます。
水回りの流れで使う場合はよりサンルームに近い位置にあるほうが使いやすいですし、お出かけ前に使う場合には玄関近くにあるほうがよいでしょう。
どのような場面で使用したいかをイメージし、設計スタッフに伝えておきましょう!
用途を考えていなかった
4つ目は、用途を考えていなかったという失敗例です。
例えば、収納をするだけか、中で着替えをするかによって必要なファミリークローゼットの大きさや形状が変わってきます。
解決ポイント!
こちらに関しても、どのような用途で使用するかを考えておくことが大切になります。
収納をするだけの場合は壁面収納タイプで問題ありませんが、中で着替えたいという場合は中に入れるスペースだけでなく着替えが出来るスペースが必要になるため、少なくとも1.5帖は必要になります。
収納するだけの用途で、できるだけ多く収納したい!という場合はウォークインタイプではなく壁面収納タイプをおすすめします。
使いやすいファミリークローゼットの間取り事例
ここでは実際のファミリークローゼットの間取りをご紹介します。
- 2方向からアクセスできる独立したファミリークローゼット
- 省スペースで動線の良いファミリークローゼット
- 玄関と水回りの間をウォークスルーできるファミリークローゼット
以上の3つの事例をご紹介しますので、参考にしてみてください!
多方向からアクセスできる独立したファミリークローゼット
1つ目は、様々な方向からアクセスできるファミリークローゼットです。LDKと水回りの間に独立して配置されています。
様々な場面で使うことを想定したファミリークローゼットになっています。
LDKに近い位置にありますが、LDK側からは見えないように設計されているため来客のあった際にもプライベートな部分を見られることがなく安心です。
また、ファミリークローゼットにカーテンを付ければ洗面コーナーをお客さんが使うことがあっても心配ありませんね。
省スペースで動線の良いファミリークローゼット
2つ目は、省スペースで動線の良いファミリークローゼットをご紹介します。
水回りが一直線に並んでおり、その中に配置されているファミリークローゼットの例です。壁面収納タイプで、ハンガーパイプの下に既存の衣装ケースを置くこともできるので、収納力は十分にあります。
また、収納部分をロールスクリーンで隠すことができるため、プライバシーにもしっかりと配慮しています。
玄関と水回りの間をウォークスルーできるファミリークローゼット
3つ目は、玄関と水回りの間を抜けることのできる位置にあるファミリークローゼットです。
出先から帰ってきた際、またお出かけ前に使いやすいように、玄関近くに配置されています。ファミリークローゼットを抜けると水回りへつながっているので、動線の短縮にもなっています。
しっかりと建具を設けることでこちらもプライバシー性を守ることができています。
まとめ
今回はファミリークローゼットについて詳しくご紹介しました。ファミリークローゼットは上手くつくればとても効果的な収納となります。
まずは「収納するものを把握する」「使いやすい場所に配置する」、この2つをしっかり押さえることを意識してみてください!
今回の内容を参考に、ぜひあなたに合ったファミリークローゼットを作ってくださいね。